2022.11.3にリニューアルした岡山城は、とにかく岡山城愛に溢れる磯田道史さんのご尽力で変わりました。
岡山城の楽しみ方|城好きはもちろんそうでなくても
従来のお城見学と言えば、天守閣からの景色を眺めて、歴史的展示物を見るというのが一般的でした。
今回の令和の大改修は違います。
磯田道史さんの監修の元、岡山城の成り立ちや関ヶ原の戦いそして岡山の街や歴史について小学生にもわかりやすく解説!
随所に磯田eye’sが散りばめられてとてもいい❗️
天守閣を観覧するには約1時間。城好きの方で2時間くらいで観て回ることができます。
備前焼などを楽しむと半日くらい。お隣の岡山後楽園をゆっくり散策したら丸1日。
リニューアルされた岡山城の天守閣へ行けば”関ヶ原の戦い”のこともわかるよ。
お色直しされた外観は素晴らしい!
また、今回のお城の展示方法は、時代を先取りしていますよ。
まずは地下1階から
地下1階に出入り口があります。
JAFなどの割引もあります。
後楽園との共通券をご利用の人はチケット購入カウンターに並ぶ必要がないので係のスタッフに声を掛けてください。
烏城公園駐車場の割引券を受かれますので、駐車券をチケットカウンターで提出してくださいね。
地下1階でチケット購入・受付をした後、岡山城の設計図などお城に関する資料を楽しんで下さい。
エレベーターは4階まで、5階・6階は階段で上がることができます。
最上階に上がって降りながら見学するのがおすすめです。
6階の最上階からの眺望はまるで殿様気分!街並みはもちろん後楽園の様子も伺えます。
5階は子どもたちも楽しめる”岡山の成り立ち”をITにてわかりやすく解説しています。
4階から時代が順に現代に移り変わっていきます。
4階は岡山の地に城をつくった宇喜多家について解説しています。
3階のシアターで関ヶ原の戦いを理解できました。(宇喜多家・小早川家・池田家について詳しく解説)
2階は今の岡山の街に馴染みある池田家について詳しく解説。
1階は実際の刀や火縄銃を触ることができたり、”烏城カフェ”でゆっくりしながら磯田先生の映像を観ながら岡山城の解説を聞くことができます。
最上階からの眺望
最上階の6階はとても狭いので多くの人が長居することはできません。
変わり窓から後楽園の中や旭川を楽しんでください。近くに大きな建物がないので夕暮れ時はとてもきれいです。
岡山の街の成り立ちは5階でわかる
岡山城は城主が次々変わったいきさつについてもITをうまく使って子どもも惹きつけられる説明が施されていました。
長年岡山に住んでいてもよく分からなかったことがこれでわかりました。
岡山城のことを地元の方に聞くと「宇喜多家」の話をする人と「池田家」の話をする人がいた理由が分かりました。
岡山の街ができた事もよくわかります。
今回の岡山城のリニューアルでなぜ地方都市岡山市(人口約71万人)にこんなにたくさんの総合病院(岡山大学病院・川崎医科大学総合医療センター・岡山赤十字病院・岡山市立市民病院・岡山済生会外来センター病院・岡山労災病院)があるのかわかりました。
池田光政氏の時代から医療を重要と考えられていたことがわかり、学問に関してもこれからは大切ということで閑谷学校を開校したことなどがわかります。
宇喜多家の直家と秀家のことは4階
岡山の地に城を構えた宇喜多直家氏の息子がなぜ豊臣勢の石田三成の軍勢についたか、宇喜多秀家が八丈島へ島流しになった理由がよくわかります。
関ヶ原の戦いのことは3階でわかる|シアター最高
関ヶ原の戦いで寝返ったと言われる小早川氏の心情は城内にあるシアターにてよく理解できます。
待ってる人がいなかったら、連続して観ている方もいました。
お城自慢をするよりもこういう形の展示方法をみんな求めていたのではないでしょうか?
関ヶ原の戦いで宇喜多家・小早川家・池田家それぞれ武将が関わった思惑や戦闘位置など詳しく知ることができます。
現在の岡山市の基盤を作った池田家については2階
かつて姫路城を訪れた時池田氏の名まえをみて、私は???となったのですがその理由はこの階で納得です。
1階は体験スペースと烏城カフェでゆっくり
刀や鉄砲も実際に触って重さなど体感できます。意外に刀が思ったよりも重かった。
着付け体験もできますよ👘なんと無料!(コロナ感染状況により中止あり)
疲れたらカフェで一休み☕食事はないようです。
地下1階はショップなど、トイレはぜひご利用ください
入口左手にコインロッカー完備。100円で使用できリターン式です。
トイレの鏡の枠は、烏城彫りという岡山の伝統工芸品です。
天守閣の周りを見てみる
月見櫓
奇跡的に現存する月見櫓は特別一般公開がありました。
当時の建物のため、とても趣があります。特別公開日は年に数回です。
天守閣の周りは
宇喜多秀家氏時代の石垣が現在このように残っていて見ることができます。
ちなみに大阪城も豊臣秀吉が築いた石垣は地下にあるようでこれから一般の人も見ることができるようなるようです。
大阪城や姫路城と比べたら小さいお城なので天守閣だけでなく城の周りの石垣もじっくり見て楽しめます。
池田家の菩提寺である曹源寺↓
春の烏城灯源郷|2023.4.28~5.7にて終了
いよいよ岡山城リニューアル後の「春の烏城灯源郷」2023.4.28~5.7終了しました。
この期間は、天守閣に向かうためには一方通行になっています。
後楽園側からの廊下門は出口専用で入ることができません。
GWの短い期間ですが、芝の緑とさつきの花がとても鮮やかです。
もちろん隣接する後楽園も「春の幻想庭園」開催中です。
ライトアップは18時!この期間は21時まで岡山城内観覧できます。
レジェンドアンドバタフライの劇中使用衣装展示終了
岡山城の不明門で”レジェンドアンドバタフライ”の劇中で使用した衣装と劇中シーンのパネル展が開かれました。
- 期間 :2023年2月9日(木)~2月26日(日)現在終了2023.2.27
- 時間 :9:30~17:00
- 料金 :無料(岡山城天守閣は入場料が必要です)
- 場所 :岡山城 不明門↓
不明門の中にも入ることができる事がわかりました。
映画を観た人はもちろん、これから観る人、映画を観ない人も楽しみました。
次回もまたこのようなイベントを期待したいものです。
どうする岡山城!!