この度、久しぶりに着物を着る機会があり色々調べてみたところ、着物について認識を新たにしました。
留袖を着るためのチェック
この度母の留袖を借りて着ることになりました。
留袖は黒字に家紋が両胸・背中心・両袖合計5つついています。
裾には柄が着いて、婚礼などのおめでたい時のみに着用する着物です。
留袖を着る際は、帯揚げは白い物・帯締めは金銀白などです。
帯は金や銀などの派手目な物がいいようです。
肌襦袢、長襦袢も襟は白い物。5枚コハゼの白足袋。
コーリンベルト、紐は5本は必要。
忘れてならないのは、末広がりの扇子。金と銀の両面、親骨は黒。
草履も金や銀で底の厚いものになります。バッグも草履と揃った物です。
久しぶりに着物を着る場合、気をつけるのは草履‼️
あまり履いてなく箱に大事に納めていても劣化してしまうのです。
草履は鼻緒と台を繋いでいる所(前ツボ)は皮でできていても年月で劣化してしまいます。
これは、ママ振袖で20歳の集いに出る予定の方も草履のチェックはお忘れなく!
新たに購入するとなると40000円以上。レンタルなら5000~。鼻緒修理は12000円以上。
但し、鼻緒の修理のできるところは、現在少なくなってます。
草履の修理
↑岡山の『京家呉服店』さんではすぐ修理していただけました。
今回私の場合、鼻緒をすべて付け替え。
運よく翌日に受け取り出来ました。
西日本の大阪などからも依頼があるようです。
他の呉服店や呉服売り場などは京都に出すため、2〜3週間かかるということです。
末広がりの扇子は必須
直前になり扇子を母の所から借りてくることを忘れていることに気づきました。
今から呉服店や百貨店にいっても高額な物しかないと思い、ここはネットにて購入することにしました。
表が金色、裏が銀色で、親骨の部分が竹の素材で黒塗りのものを検索し、ポチっと!
翌々日には到着のため、安心しました。
お着物のお話も聞くことができました
日本に眠っている着物が約8億枚あると聞いて驚きました。
私たち昭和世代は、嫁入り道具として着物や箪笥を親が準備してくれました。
振袖からはじまり訪問着、付下げ、色無地、喪服(夏用・春秋冬用)、小紋、紬、絵羽織など。
特に経済的に余裕があるわけでもなく、とにかく世間様と同じように人並が重要だった私の親世代は、大変な思いで用意してくれたことはわかっています。
若い人で着物に興味をお持ちの方、ぜひ着る機会を増やしてください。
アートナビを去年してわかったこと。
日本には書道をはじめ華道・茶道もアートだということ。
着物や漆器なども日本独自のアートだということ。