マラソン大会にエントリー
人生で一度は、フルマラソン走ってみたいと思いませんか?
各地でマラソン大会が行われていますが、マラソンをする方からすると常識なのかもしれませんが、大会によって制限時間が違うことを知りました。
おかやまマラソンはフルマラソンは制限時間6時間。ファンランもあります。
神戸マラソンはフルマラソンのみで制限時間7時間。
同じ42.195㎞を走るのに制限時間が違うのです。
その街の交通規制などの諸事情のため。
11月にある大会は、4月頃にエントリーがあります。
神戸マラソンはRUNNETに登録してからのエントリーになります。
おかやまマラソンはローソンwebサイトからエントリー、私は岡山ファンラン5.6㎞にエントリーしました。
ホントなら、この時点で練習を始めればいいのですが、私は新しいシューズを購入しただけで、練習はまだ。
なぜなら、おかやまのファンランも前回5回目にしてやっと当選したので、今回4年ぶりに再開のためまぁ無理だと思っていました。
神戸マラソンも人気のため、当選するとは思っていませんでした。
新しいシューズはアシックスの厚底タイプです。「私初心者です」といってもお店の方は、「今はみんな厚底です」との返事。
確か4年前は「厚底は上級者ですよ!」と言われたような?
ひとまずシューズは確保しました。
練習会に参加
普段は、健康のためのウォーキングを週に1〜2回2㎞くらいする程度の私が練習会に参加。
RUNNETを登録したおかげで他のマラソン大会や練習会などの情報がメールで送られてきます。
その中に、天満屋ランニング事業部主催の練習会を見つけました。
初心者向けで8回と言う講座もありましたが、初心者といっても私はアラ還のため躊躇しました。
すると「ちょこっとRUN」という1回毎の練習会を見つけました。
1回行ってみて無理なら次行かなくてもいいと思い参加することにしました。
この景観の中の練習会は、後から考えたら贅沢。
そのタイミングで、おかやまマラソンのファンランも神戸マラソンも当選。
おかやまマラソンのファンランは、すぐ申し込み手続きをしましたが、神戸マラソンのフルはギリギリまで悩みました。
週1回の練習会ですが、予定のない時以外は参加することにし、次の練習会までに自主練習を自宅近辺で実行しました。
練習会では、コーチより個人的にアドバイスを受けることができるのがメリットです。
天満屋陸上部でもされてる準備運動をして、走るペースは、各自マイペースで🏃
なんと私が1番遅かった💦
毎回コーチに質問もしていました。
「厚底シューズを買ったのですが、これで走るとなぜか股関節が痛くなるような気がします」と質問すると、走り方を変えなければいけないとのこと。
ウォーキングのように踵から地面に着くとひざや股関節に痛みが出るらしい。
自己流で練習していたら危うく身体を痛めるところでした。
また、私の場合は歩幅が広くゆっくりのテンポなので、もっと歩幅を狭くしてテンポを速くするようにアドバイス頂きました。
そしてなにより、「頑張りすぎない、義務にしない、また走ろうと思えるよう」に練習しました。
これが篠原コーチの教えです。
自主トレーニング
ただ闇雲に自分で走るより、練習会に参加するようになって、次の練習会では皆さんに少しでもついて行きたいという気持ちのみでほぼ毎日走りました。
7月になり暑さも限界。全然走る距離も伸びないので、朝夕1日2回に分けて走ることにしました。
朝8時代に3〜4㎞、夏場はこの時間帯でもすでに暑い、夕方日が暮れる頃に4㎞夕方も地面が熱しられているので照り返しで暑い。
連続して8㎞くらい走りたいけど今の私には無理と自分の実力を確認。
朝夕走って気づいたこと⁉️朝より夕方の方が私は走りやすい‼️
でも大会は夕方ではなくスタート9時、岡山は8時45分。
朝から走れるようにするためには、6時頃には起床して朝食を済ませることにしました。つまり勤めをしていた時とほぼ同じ生活に戻しました。
途中、体調不良で練習できない時期が2週間😭
その時は、自宅で体幹を鍛えるためYouTubeを活用しました。息子からのアドバイス。
竹脇まりなさんのYouTube 毎日3分プランク
これは3分なのでとても役に立ったと思います。
フルマラソンで6〜7時間ずーっと同じような姿勢を保つ訳ですから。
おかやまマラソンのファンランは経験ずみのため、コースに関しては心配していませんでした。
それでも、友人と歩いて確認したら、全行程歩くと関門にかかることを確認。
神戸マラソンのコースも一度、歩いたり走ったりしながら、舞子駅までは確認しました。
この時点では、完走は無理でも明石大橋までは絶対行くつもりでした。
直前になってYouTubeで神戸マラソンのコースを再度何度も確認。
公式サイト以外でも色々な方がアップしています。
ランニングトレーナーの人のYouTubeも参考にしました。
前傾姿勢や準備運動など、練習会で聞いたこともすぐ忘れるので、YouTubeにはとても助けてられました。
資生堂ランニングクラブの真鍋未央さんのYouTubeも参考になりました。
記録会に参加
本来、フルマラソンに参加する前には、一度は20㎞や30㎞の大会にエントリーして走っておくべきのようです。
9月頃にそう思っても、エントリーが終わっていました。
10月初旬てんまやRUNさんが、岡山フルマラソンの人のために30㎞記録会が企画されていて、20㎞走10㎞走もあったので、10㎞に参加することにしました。
予定ではここで20㎞走に出るつもりでしたが、途中体調不良で練習できない期間があったので10㎞走にチャレンジしました。
記録会は、大会当日のように受付でチップ付きのビブスを受け取り、渡された袋に荷物を入れて、準備体操をして出走。
ペースタイムなどわかるシステム。
完走して記録証受け取ることができました。
このペースを続けられたら、フルマラソンも完走できそうと、根拠のない自信を少しつけることができました。
大会直前にしたこと
よくイメージトレーニングと言いますが、今の時代YouTubeで動画を見ることができるので、特に神戸の情報はYouTubeで獲得しました。
公式のサイトのYouTubeはもちろん、色々な方が実際走って撮っているものがあるので、見てみました。コース確認にはとても役に立ちました。
大会受付は、岡山は前日のみですが、神戸は前々日、前日の受付ができるので、私は前々日の夕方しました。
たまたまポートライナーで一緒になった方と話したら「今日の受付が正解ですよ」と言ってもらいました。
前日はめっちゃ混雑して大変なんだそうです。
お祭り気分は前日の方が更に盛り上がっているようですが。
フルマラソンに向けての準備物
【事前に準備したもの】
- ランニングシューズ・インソールも
- アンダーシャツ
- ランニングブラ
- Tシャツ
- ランニング用スパッツ・短パン
- ソックス
- スマホ・スマートウォッチ
- ランニングポーチ・ワコール
- ハット(キャップではなく)
【マラソン当日の持ち物】
- ゼリー飲料・速攻元気1つ
- 小型スポーツドリンク
- 羊羹(ひと口サイズ)
- 飴・金のミルク3粒
- 100均のポンチョ
- ハンカチ・ティシュ
【今回準備してとても良かった3選】
1.インソール。
自分の足タイプをたまたまアシックスのお店で測ってもらってインソールを入れました。
60オーバーなのでとにかく故障せずに完走するのが最大の目的。
2.スパッツ
夏場暑いのでスパッツを穿いてなかったのですが、初心者こそ備えた方がいいとコーチや先輩の意見を参考に「格好から入る」に徹しました。
スパッツは膝などのサポートに欠かせないものです。
9月からは、スパッツやアンダーシャツをつけて練習しました。
↑4年まえにファンランの時に購入したものです。初心者はこれでもいいようですが、次回は膝・股関節サポートの物を購入予定です↓
3.ランニングポーチに関しては最後まで悩みました。
ベスト型がいいのかと思いながら、背中が暑いのでウエストの前と後ろにあるものにしました。これに関しては、スマホのサイズがギリギリのため、次回フルに参加するなら購入を考えています。
神戸マラソン受付
前々日の夕方、三宮からポートライナーに乗って受付会場である、神戸国際展示場いわゆる神戸マラソンEXPO会場のある市民広場駅で下車。
たくさんのボランティアさんがいるので迷うことなく、受付完了☑️
あとは協賛企業さんのブースを回って、マラソンコースやエイドやトイレの場所の掲示を確認。
もちろん、受付後にもらったパンフレットや公式サイトにも提示してくれていますが。
参加者の名前も掲示していたので思わずパシャリ📷
前々日に受付できたので、前日は宿泊場所の周りを少しだけ走ってゆっくりできました。
ポートライナーの記念きっぷ3回分がありました。つまり受付の往復、完走してフィニッシュから三宮に戻る1回分が少し割安。
前日は、スタート付近の神戸市役所へ行って見ました。
展望階が解禁になっていたので(コロナの頃は禁止)24階から眺めて見ました。
前日の昼食は、好きなお肉を食べて、夕食は消化のいいパスタにしました。
神戸マラソン当日
当日の朝は、出来るだけいつもと同じ朝食。
コーヒーとパン、バナナ、ヨーグルト、みかんとチーズ。
7時に出発して三宮には、7時30分ごろにはみなとのもり公園に到着。
手荷物預けの場所を確認後、トイレを済ませて準備していたDAISOで購入したコンパクトポンチョを被りました。朝は寒いし、私自信寒さに弱いため、直前まで被っていました。
【スタートブロックでは】
8時を過ぎたので、スタートブロックに並ぶことにしました。私は初マラソンなので、Mブロックのためフラワーロードの最後尾。
同じM ブロックでももう少し早く並んでいたら、毎回関門でドキドキしなくてよかったかもしれません。
第一ブロックは9時にスタート。
第二ブロックは9時15分スタート、私はココ📍
第二ブロックでも最後尾のMブロックの私がスタート地点に到着するまで12分かかりました。
つまり制限時間7時間ですが、実質約6時間30分の間にフィニッシュしないといけないわけです。
これは当たり前のことなのかもしれませんが、初めてフルマラソンに参加して私は理解しました。
スタート時間は、まだ体温も上がってなくビルの影で寒かったので直接まで100均のポンチョを着ていました。
スタート直前でボランティアの方にゴミとして受け取ってもらいました。
【トイレについて】
トイレは、ポイントごとにたくさん用意されていましたが、スタートにも時間がかかっているしスピードも速くない上、制限時間まで余裕がないのでトイレに並ぶわけにはいきません。
10kmくらいまでは、予想通りの展開でした。
【給水について】
給水もたくさん用意してくださり、スポーツドリンクも水も充分取ることができました。
【エイド・給食について】
ただ須磨の給食も折り返しの垂水の給食も最後尾を走る私には給食がありませんでした😭
自前のゼリー飲料を飲んでいたのですが飲み干し、お腹が空いたので小型の羊羹を食べなんとか空腹をしのぎました。
【関門について】
その後、塩屋の辺りで反対側の道路を回収車と書いた車を発見👀
やばい回収されたくないと思っていたら、沿道のボランティアの方が「次の関門まであと1キロやけど歩いたらアウトやで〜」の声が聞こえ走り出しました。第7関門前では「残り30秒やで〜」の声が聞こえて猛ダッシュ🏃♀️ジャストで関門通り抜けました💦
この辺りであれ?完走リミットペースセッターは?と気になり、ボランティアの方に「完走タイムリミットのペースセッターは?」と尋ねたら「25km辺りから出てきてる」と言われて前を見たら金色の風船が見えました。
「風船抜かんと関門にかかるで〜」と教えてくださり有難いと思いましたが、いくら走っても距離は縮まらず😭
すると突如となりを走っていたお兄さんがダッシュしたので、つられて私もダッシュしとりあえず、風船🎈を持っている人の前を走りました。
【30km地点が壁】
1番辛かったのはノエビアスタジアムの手前辺り。
ずーっとと背後に完走リミットの方がいる状態でした。
ただ沿道で一般の方が飴ちゃんやチョコを持って待っていてくれたので感動しました。
チョコで元気出ました。
その後も、関門は3分前くらいで通過する感じ🏃♀️
最後の給食、やまさきのチョコパンが嬉しかったです。
ウミエまで来たら、よっしゃーって感じになりました。
【地獄の坂】
地獄の浜手バイパスと言われている急勾配の坂はなぜか歩かず走って登ることができました。これがランナーズハイ?
ここまで来て最後の関門にかかりたくないの一心で🏃♀️
途中、74歳の男性から「ここはみんな歩くとこやのに元気やな」と声をかけていただき元気が出ました。
神戸大橋を渡りきってポートアイランドにたどり着いたところが最後の第11関門。
ついに最終フィニッシュゲートが見えて来た所で有森裕子さんのお出迎え😆
ハイタッチ🤚
【フィニッシュゲート】
無事、時間内にフィニッシュすることができました。
閉鎖8分前でした😱
感動して涙するかと思いきや、途中ずーっと関門ギリギリなので、やれやれホッとしました。
終わってから、フィニッシャータオルを肩にかけて頂いた時はほんとに嬉しかったです。
メダルを受け取り、チップを返却してたあとのバナナ🍌がとても美味しかったです。
スポーツドリンクやみそ汁などを頂き、更衣場所へ案内されました。
いくつものラッキーが重なり感謝
ラッキー(私にとって最大)
とにかく天候が良かった。寒さに弱い私にとって晴天で風もなかったことはラッキーでした。
体調も普段通りで変わりなかったことはラッキー。
ラッキー(神戸マラソンならでは)
沿道のボランティアや地元の方が関門のことやタイムキーパーのことなどをうまく伝えてくれたことはラッキー。
途中、同じくらいのペースの人がいたのもラッキー。
ラッキー(故障なく完走できた要因)
タイミングよくランニングレッスン、てんまやRUNの「ちょこっとRUN」に出会えたことは、故障することなく、少しずつ練習を重ねることができました。
神戸マラソン直前もコーチより「途中歩いてもいいけど5分なら5分と決めてその後は走ってください」といつも的確な言葉を頂くことができたのは本当にありがたかったです。
実際、3分くらい歩いたら周りの人につられて走ってました。
10月の10㎞記録会に参加したとき筋膜リリースをしてもらえたのは、カラダの硬い私にとってかなりラッキーでした。カラダの柔軟性は故障しないために大切とコーチがおっしゃっていました。
また、家族や友人の応援、老親たちも元気なため心配なくマラソンにチャレンジできました。
さいごに
学生時代陸上の経験はありません。
50代になりこれはいけないと思いスポーツクラブに週1、エアロもどきするくらい。
コロナ前にファンランに5回目にしてやっと当選。その時は、5.6kmも残り1kmくらい歩いてヘロヘロでした。
ただコロナ禍の時期にスポーツクラブ休会。
神戸マラソンに当選するまでまた、スポーツはお休み状態。
こんな私も色々なラッキーが重なって完走することができました。
大会を運営する方はもちろんスタッフやボランティアの方には感謝しかありません。
また、この大会のため神戸市の交通規制に協力してくださった市民の方へ心より感謝します。
ぜひ少しでもマラソンやってみたいなぁと思う方、私の体験が参考になれば幸いです。