2022W杯・日本代表から得たもの|感動した理由

エッセイ

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今回のW杯で私が1番感動したこと

今回の森保Japanは自分たちで「リミット」を設定しなかったところが素晴らしいと思います。

常に「新しい景色」という言葉を言われていましたが、それこそ「リミット」を置かないってこと。

今までなら、観ている私たちも、相手がスペインだから無理、ドイツ相手では勝てるわけない、となっていました。

つまり相手が強剛国だから無理とか、今まではすぐそういう発想になっていたのです。(リミットをかけていた)

ですが今回は、全くそう言った雰囲気を私は感じませんでした。

グループEのチームが決まった時も、トーナメントへ行くのは無理だという空気はありませんでした。

むしろ、もしかしてやってくれるかも?といった感じが強くしました。

それはどういうことなのか?

傷つかないための処世術

昭和世代は、すぐに解説者のように分析して冷静なふりして、諦めていたのが事実です。傷つかないように早めに諦めることを処世術として身につけていました。

代表選手の方はそうでなくても、応援する側がどこか傷つかないよう「リミット」をかけて諦めていたのかもしれません。

私たち世代は「長いものに巻かれろ!」のごとく、権威ある人が分析してそれを素直に受け入れるのが、利口な生き方でした。

仕事にしても、大企業や公務員など安定した職に着くことこそ正解のような考え方。

かつて息子の卒業式の祝辞で卒業生に「自分でリミットを置くな」という言葉を聞きました。

結局、「リミット」を設定する行為はそこまでに仕上げるということだから、仕事の期限を決めることと同じです。

納期とか約束といった「リミット」は大切ですが、成長とか能力に関しては「リミット」を置いてはいけないということを今回のW杯日本代表の方々より教わりました。

これからの日本代表・そして若者へ

ぜひ今までの考え方にとらわれずに「リミット」を設定せず、挑戦してもらいたいです。

もちろん「リミット」を置かないことは、傷つくことが前提です。

上手く行く時ばかりではありません。挫折もあり、今の時代SNSなどの中傷もあるでしょう。

「前例がない」というのは「リミット」がかかっています。

サッカーの話なのに、野球の大谷選手のはなしをしますが、「二刀流」もある意味「リミット」を外してこれまでされてきたことだと思います。

イノベーション・スタートアップ・ベンチャーと色々なことばで表現されますが、「リミット」を外してこれからの若者に大いに活躍してもらいたいです。

その象徴ともいえる今回の日本代表のサッカーワールドカップだったと思います。

感動をありがとうございました。あらためて感謝します。

そして、私たちシニア世代も「リミット」を外していかなくては!!

オッポ

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