「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」を観て感動を再び
「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」映画を観てきました。
（見逃した方は、2023.7.1～Amazon prime videoで観ることができます。）
これまで幾度となくテレビなどで栗山監督の思いを拝見してきましたが、実際の記録として栗山監督が話される様子や選手に対する声のかけ方など映像で見るとまた再び感動がよみがえってきました。
とにかく2023WBCはどの試合も接戦でいい試合ばかりでした。
試合結果はわかっているのに、準決勝の「VSメキシコ戦」では相手ながら、ホームランをジャンプして取る選手がいたりとハラハラドキドキしました。
また佐々木朗希選手が打たれた後、悔しがっている姿やまた気持ちを切り替えてベンチから応援する姿をみていて胸が苦しくなりました。
もちろん村上選手のヒットで逆転サヨナラのシーンは、それまでのチーム全体の思いが伝わり、また感動してしまいました。
決勝の「VSアメリカ戦」もメジャーリーガー揃いのため、どちらが勝ってもおかしくないくらい実力は均衡していました。
スポーツで頂点に立つための条件にメンタルが強いとか練習の鬼とか、素晴らしいコーチとの出会いと言われますが、この度のWBC を観て感じたことがあります。
とにかく、より多くの人に「応援される選手」が頂点に立つことができるということです。
映画をみてまた応援してしまいました。
「人に応援される選手をめざせ」
かつてオリンピックの水泳の競技で2連覇を達成した北島康介選手のコーチで日本水泳代表 平井伯昌コーチのことばに尽きると思います。
「応援したい」と思われる人間的な魅力がなければ、五輪で大きな力は発揮できないのです。平井伯昌コーチのことば
週間笹日
「応援しよう」とみんなから思われないと金メダルは取れないと言うことを北島康介選手に平井コーチは話していたようです。
このことばは、人に忖度して気を使って気に入られるようにすると言うことではなく、思わず応援したくなるような選手を目指せと言うことです。
WBC侍JAPAN2023に関して、この話がそのまま当てはまるのです。
栗山監督をはじめすべての選手を日本中はもちろん他の国の人たちまで応援してしまったことが優勝の一因だと思います。
つまり侍JAPANが優勝できたのは、栗山監督がいつも謙虚で、何事にも真摯に向き合い、選手ひとり一人を大切に思いリスペクトしているその姿が他の選手にも影響を与えたと思います。
大谷選手のグランドのゴミを払う姿もそのひとつ。ご本人は人が捨てた運を払うと言ってましたが、まさしくその行動によってみんなが応援したくなるのです。
ダルビッシュ選手も最年長という立場とただ一人優勝経験のある選手としてキャプテンと指名されたわけでなく自分から色々と他の選手に関わっていたことが若い選手間で科学反応を起こしたのだと思います。
「心は熱く、頭は冷静に」
「心は熱く、頭は冷静に」栗山英樹監督のことば
憧れを超えた侍たち 世界一の記録 映画
このことばも、映画の記録のなかで栗山監督が常に実践されていたことで、大谷選手をはじめ他の選手も同様に実践していたことだと思います。
「素直なこころ」
「素直な心は、人を強く、正しく、聡明にする」松下幸之助さんがくりかえし訴えたことば
PHP研究所
「人を採用する基準は素直で周りの人が教えてあげたいと思う要素」ブランディング・プロデューサーの柴田陽子さんのことば
プロフェッショナル 仕事の流儀
素直な心、素直な人とは、おとなしく人の言いなりになるということではなく、意地を張ったりしないということ。逆に素直でないとは変なプライドのため、周りの人の言うことが正しいとわかっているのに受け入れないこと。
まさしく栗山監督をはじめ選手はもちろんコーチ陣などのスタッフも含め侍ジャパン全員が「素直な心」で野球に向き合った結果優勝できたのだと思います。
また怪我で出場辞退や離脱した選手も悔しかったと思いますが、現状を素直に受け入れシーズンの自分の体やチームのことを冷静に判断したことが緊急招集された選手への期待や感謝が伝わったのだと思います。
まとめ
今回の侍JAPANの活躍をみて、いかに素直な心で堂々と物事に取り組むことが大切か？
また、スポーツ選手を指導する立場や会社などでプロジェクトのリーダーの立場の人は、是非ともこの映画を観て感じて欲しいと思います。
リーダーや指導者にとって作戦や指導法は、もちろん重要で無しでは考えられないことですが、根底に「素直な心で、応援されるような人」になって欲しいという気持ちがあればすべてうまくいくような気がします。
「素直な心で、応援されるような人」とは「晴れた道の真ん中を歩くような人」その清々しさが思わずみんなが応援したくなるのだと思います。
「晴れた道の真ん中を歩く」柴田陽子さんのことば
プロフェッショナル 仕事の流儀
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