猪熊弦一郎現代美術館について
MIMOCAとはMarugame Gennichiro-Inokuma Museum of Contemporary Artの略。
Gがありませんが。
地方都市の香川県丸亀市に現代美術館があります。
JR丸亀駅のすぐ前にあり駐車場も駅前駐車場が利用できます。
今回、車で来館したため、駐車場の券を受付にて提示しました。2時間は無料です。さらに30分/毎 100円です。
MIMOCAは丸亀市の市政施行90周年記念(1991年)に開館したものです。
当時、現代アートにたいして多くの人は馴染みがなかったころに四国の丸亀に創設したのは画期的だったと思います。
建物の設計は、谷口吉生さん(谷口建築設計研究所)によるものです。谷口さんは丹下健三(国の重要文化財・香川県庁設計者)さんの研究所にも勤務され、ニューヨーク現代美術館MoMAのリニューアルでも有名な建築家です。
しかも丸亀市の旧制中学出身の猪熊弦一郎さんより寄贈された作品を常設展で展示していることはありがたいことです。
特に私が感じたのは、猪熊さんが使っていた小物や大切にしていたおもちゃなどを展示しているスペースはあまりほかでは見かけない展示物のためとても興味を持ちました。
作品に関しては、人物画をくらべてもその時々で色は全く違い、描写もちがっているのが気になりました。
まさに、対話型アート鑑賞をすると色々なことばに表現できると思います。
美術館のコンセプト
気軽に立ち寄り、美しい空間でいい作品を見て、新鮮な刺激を受けて心が元気になる場所であることを美術館に求めた猪熊は、MIMOCAのあるべき姿として「美術館は心の病院」という言葉を残しました。
丸亀市猪熊源一郎現代美術館/公益財団法人ミモカ美靴振興財団 パンフレット
企画展:中園礼二 ソウルメイト
中園礼二さんは、特別猪熊弦一郎さんと交流があったというわけではなく、同じ東京藝術大学を卒業後、瀬戸内海の香川県を気に入って移住されたかたです。
中園さんのスケッチやノートなども展示されているのと200点もの作品を一堂に展示されていることも興味深いところです。
特に画材もキャンパスのみならず、板に直接描かれているものにとても興味を惹かれました。
cafe MIMOCAでゆっくり味わいくつろぐ
展示室外に素敵なcafe「cafe MIMOCA」があります。
メニューはお昼のランチ1種とケーキやパンと飲み物です。
ランチメニューは、とてもヘルシーかつ美味しいものです。(私好みです)
ガラス張りから、水の流れる眺めも夏場は涼やかに感じます。
カフェコーナーのあと、もう一度展示室に戻る場合はチケットの確認がありますので、最後までチケットの保管はよろしくお願いします。
まとめ
猪熊源一郎現代美術館はなんと写真撮影OK!!(但し、フラッシュ厳禁)
建物・造形物との空間も絶妙な感じのため、一気にアートの空間に浸れます。
地方都市丸亀市が現代アートの世界において誇れる美術館です。
3年に1度開催される瀬戸内国際芸術祭の香川県を牽引しているところでもあると思います。