岡山県立美術館で対話型アート鑑賞を体験

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毎月第三日曜日に岡山県立美術館にて対話型鑑賞体験ツアーというのがあります。

以前より体験したいと思っていたので、岡山県立美術館の収蔵品展の対話型鑑賞体験ツアーに参加してみました。

是非、岡山に引っ越してきた方は一度訪れて欲しいところです。もちろん以前より在住の方も。

今回の展覧会は、岡山のことを知るにはとても面白いと思います。

岡山県立美術館とは

天神山地区は、旧岡山県庁の跡地に芸術・文化の拠点である岡山県天神山文化プラザ(旧岡山県総合文化センター)が1962年建設され、その後1988年に岡山県立美術館が建設されました。

岡山市は、地方都市であるにもかかわらず、多くの芸術作品に触れることができる街です。

水墨画の雪舟など全国的に有名な画家を筆頭に岡山県ゆかりの芸術家が誕生したため、たくさんの作品が収蔵されています。

対話型アート鑑賞に参加してみて

事前プログラム❘13:30~

今回は、地下1階の講義室で行われる事前プログラムからの参加でした。

小学校の教室くらいの広さの講義室で”対話型アート鑑賞”のスタッフ(ファシリテーター)が参加者10名ほどの対応をしてくださいました。

各自数枚の絵はがきを渡されて、みんなでひとつのテーブルにそれぞれ順番に並べていくというトランプの七並べのようなゲームをしました。

これは実際の画像ではありませんがイメージです

最初テーブルに1枚絵はがきがあり、各自がその絵はがきに何らかのつながりのある絵はがきを手持ちの絵はがきの中から選んで参加者ごとに横や縦に置いていき(七並べのごとく)なぜ?その絵はがきを手持ちの中から選んでそこに置いたかを話すといった感じです。

もちろん順番が回ってきて、適当なものがなければパスもOK。

「色合いが似ている」や「花の絵だから」などと言いながらどんどん順番に置くことにより、最初の絵はがきから広がっていきます。

これは、初めて出会った参加者同士がことばを発言しやすい雰囲気を作るためゲーム的なものかな?と思いました。

対話型鑑賞体験ツアーに参加するなら、事前プログラムから参加するのがお勧めです。

実際の作品を対話型鑑賞体験ツアーしてみたら❘14:00~15:00

この日、対話型鑑賞体験ツアーに参加した人は15人くらいになったので、2つのグループに分かれて、お子さま連れの方のグループとおとなのグループになりました。

私のグループが最初に鑑賞した作品は、2階の展示室にある「明星」という絵画で作家は斎藤真一さん。

雪の中を明星に向かって瞽女(ごぜ)さん(盲目の女芸人)3人が歩いていく油彩画です。

まだ日の明ける薄暗い雪の田舎道を遠くに街らしきものが描かれているところを目指して、3人の瞽女さんが身を寄せ合って歩く姿の絵画。

しんしんと雪が降る音とその中でぎゅっぎゅっと雪を踏みしめる音がまるで聞こえてくるような作品。

じっくり20分くらいかけてひとつの絵をみんなで鑑賞そして観察してそれそれ感じたことを自分の言葉にするという体験はとても新鮮な感覚でした。

この絵を見て、可哀そうに感じた人、いやこの人たちは明るい未来が待っていると感じた人、雪道が曲がって電柱が描かれているのはなぜだろうと思った人と様々でした。

私は、瞽女さんが芸事をして回ることぐらいしが知りませんでしたが、身を寄せ合って歩いているのは、先頭を歩く人はいわゆる弱視で明かりは感じる人で後の人は盲目なので前の人の肩に手を掛けて歩いているからだということをスタッフの方から知ることができました。

事前プログラムに参加されていない人もいたので、すぐ発言しない人もいましたが、スタッフの方の声掛けでこの絵に関してみんなが感じたことを話すことができました。

もちろん、すべての作品の横にはキャプションとして作品の説明はされていますが、ひとつの限られたこの枠の中で感じたことを話をすることにより、自分の最初感じた感覚が変化することに驚きを覚えました。

そのあとは、さっとひと通り2階の展示室を見たあと、地下1階の屋内広場の作品へ移動しました。

今回地下1階の屋内広場の作品は撮影可能でした。

こちらの対話型鑑賞は、これらの造形物を「まず見た感じでどれが一番好きか?好きな理由は?」

その後この造形物は触ることも可能なので、全て触って「触ってみてどれが好きか?その理由も」

面白いことに、私は優しく丸い物が気に入りましたが、それに集中するのかと思っていたら、意外に皆さん好みが分かれたことに驚きました。

これが対話型鑑賞の面白いところで、それそれ感じ方が違ってその違いを話すことにより、作品の見方が変わるということです。

ごつごつした作品を私は、触ったら痛いからあまり心地よいと思わなかったのですが、皆さんの話を聞くことにより、「私も自分の気持ちが元気なら、そちらを選ぶかも」と思ったからです。

ごつごつしていることが痛いと負の感情ではなく、力強くパワーと思えるからです。

対話型鑑賞体験ツアーのあとは

体験ツアーのため、他の作品をじっくり見れていない部分もあったので、もう一度最初から作品を鑑賞することができます。

ですからご安心ください。

▼岡山県立美術館公式サイト|入場料金など企画展により料金が違います

岡山県立美術館 – 岡山県立美術館は、郷土にゆかりあるすぐれた美術品を収集・展示するとともに、内外の芸術活動を紹介する展覧会やワークショップを開催しています。

まとめ

岡山県立美術館で毎月第三日曜日に対話型鑑賞体験ツアーがある。(WEBイベントカレンダー要確認)

対話型鑑賞を体験すると新たな気づきがある。

美術館はとにかく静かにしゃべらず作品を鑑賞するところ思われてますが、同伴者と作品について話してもいい。ただし、騒いだり大声で話してはいけない。

入館料は必要ですが、対話型鑑賞体験ツアーに参加するのは、無料。

毎週土曜日は学芸員さんの展示解説がある。(WEBイベントカレンダー要確認)

岡山県立美術館の地下駐車場は台数限りあるけど無料。

オッポ

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